DELL XPS15(7590)をレビュー。最新モデルにはないメリットも! #DELLアンバサダー #XPS15 #デルアンバサダー
どもどもこんにちは。 デルアンバサダーのGriffon@stargryps です。
さて、今回はDELLアンバサダーとして、XPS15を一ヶ月ほどお借りしたのでレビューしてみます。
現行モデルとの違いも含めて、まずはスペックやベンチ結果など。
XPS15の簡単な振り返り
DELLのXPSといえば、パフォーマンスとモバイルという二律背反な特性を高次元で実現したDELLのプレミアムモバイルノートです。
シリーズの顔としては、XPS13というモデルが長らく存在していまして、ブラッシュアップを重ね現在は第10世代。
(2in1は進化ではなくバリエーションモデルなので除外)
対して、XPS15は第8世代と割とモデルチェンジが少ないモデルです。(下の表参照)
XPS13、XPS15のリリース年簡易一覧
登場年 | XPS13 | XPS15 |
---|---|---|
2010年 | ———– | L501X/L502X |
2011年 | ———– | ———– |
2012年 | L321X | L521X |
2013年 | L322X 9333 | 9530 |
2014年 | ———– | ———– |
2015年 | 9343 9350 | 9550 |
2016年 | 9360 | ———– |
2017年 | ———– | 9560 | 2018年 | 9370 | 9570 |
2019年 | 9380 7390 | 7590 | 2020年 | 9300 | 9500 |
この表を見てもらって分かる通り、XPSは型番のルールが迷走していて(フェラーリのF1マシン並に統一感なし)後から「これ、いつのモデルだっけ?」とアンバサダーの中でも迷うことが多々ありますw
ちなみに、XPSシリーズが"フレームレスノートパソコン"として脚光を浴びるようになったのが2015年にCESで発表されたXPS13 9343(Ealry 2015)。XPS15もXPS15 9550(October 2015)として、XPS13と同様にモデルチェンジを果たし、今に連なるInfinity Edge Displayのデザインを採用しています。この話、長くなるのでまた別の機会にします(;・`ω・)
実は以前にも第5世代のXPS15 9560(Early 2017)をお借りしたことがあるんですが、この時は15インチのメリットがあまり見つからず、結構辛い評価をしていました。
この時は、CPU・GPUともにXPS13と比較してあまり明確な違いを見いだせず、熱設計が甘いこともあってあまり興味がわきませんでした。
で、そのリベンジとばかりに今回お借りしたのは第7世代、つまり昨年の6月にリリースされたXPS15 7590(2019)です。
XPS15のスペック
今回お借りしたXPS15 7590(2019)のスペックは以下の通り。
XPS15 7590 SPEC
XPS15 7590(2019) | |
---|---|
CPU | 第9世代Intel Core i7 9750H(6コア、12スレッド)(12MBキャッシュ) |
メモリ | 16GB DDR4-2666MHz 8GBx2 |
ディスク | 512GB M.2 PCIe NVMe SSD |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB GDDR5 |
ディスプレイ | 15.6インチ 4K UHD(3840×2160) OLED Infinity Edge Anti-Reflective IPS 100% DCI-P3 400-Nitsディスプレイ |
本体サイズ | 高さ11mm~17mm 幅357mm 奥行き235mm |
重量 | 約1.8kg |
サイズ感は「14インチクラスのノートPCに15インチのディスプレイを詰め込んだ」というだけあって、13インチのノートPCよりちょっと大きいです。
おなじみ、相方の持つDELL Inspiron 13 7000Series(13インチ)と俺の愛用するHuawei Matebook(12インチ)との比較写真。
アダプタはもう少し小さくなってほしいかな。
実はXPS15の最新モデルにはないメリット
2019年型のXPS15(7590)、実は最新のXPS15(9500)にはない利点があります。
それがUSB Type-AとOLED液晶。
XPS13や新モデルのXPS15では切り捨てられたUSB Type-Aを採用
XPS15は元々サイズに余裕があるため、XPS13では切り捨てられたフルサイズのUSB(Aタイプ)を左右に一つずつ備えています。フルサイズのUSBは周辺機器、例えば光学ドライブやデータ転送ケーブルでもまだ採用例が多いですからこの点は非常に嬉しい。
有機ELディスプレイを唯一採用するモデル
日本語で有機ELディスプレイと言われるOLED液晶。これは通常の液晶ディスプレイとは違いバックライトで発行するのではなく、有機物を使って発光するため、バックライトのスペースが不要になり、構造が単純化するため薄く価格を抑えて作れる他、1画素ごとに明るさを調整できるため、黒が自然(画素部分が発光しないため完全な黒)というメリットがあります。
その反面、画面の焼付きや起こる、液晶に比べて製品寿命が短い、消費電力が大きい、というデメリットもあります。
黒が自然な色合いということがあり、特にゲームや画像編集アプリを使う人にはとっても喜ばれるようです。
2020年モデルで有機ELディスプレイを採用しなかった理由として、16:10サイズの有機ELディスプレイを供給元のSamsungが製造できなかった、消費電力や製品寿命の問題から従来の液晶ディスプレイに切り替えた、など言われていますが、
参考
ということで、上の2つに魅力を感じる、もしくはどうしてもUSB Type-Aが欲しい!有機ELディスプレイLOVE!な人は迷わず2019年モデルのXPS15(7590)を購入しましょう。
型落ちモデルということもあって、価格も下がっています。
XPS15ベンチマーク
まぁ、新しい機種が届いたらベンチマークだよね、ということで今回もやってみました。
PC Mark10
PCの総合的な処理能力を見る、PC Mark10。これ結構ショッキングな結果で何回やっても普通のオフィス向けラップトップより低いスコア(汗)
ま、まぁあっちは第10世代のIntel CPUだし、誤差ってことで・・・。
Geekbench
こちらはCPUとGPUの能力を測るGeekbench。
3D MARK
DirectX12対応、GPUの処理能力を測るTimeSpyの結果。こちらはゲーミングノートPCの17%落ちということで、搭載しているGPUの違いを考慮すれば順当な結果。
むしろ、ゲーミングノートという位置づけじゃないXPSがここまで善戦しているといってもいいかな?
Crystal Diskmark
ディスクの性能を測るCrystal Diskmark。
貸出機であること、搭載SSDがそんなに性能がよくない東芝製のSSD(HWinfo64で見たところ、KXG60ZNV512Gでした)なので、そこまで爆速ではないです。参考程度。
CineBench R20
Blender
BMWのレンダリングデモが完成するまでの時間を計測しています。
2分42秒
Final Fantasy XV
ここからゲームのベンチマークを2本。
みんなご存知のFFベンチとバイオハザードベンチを。
まずはFinal Fantasy XV。
重量級のベンチマークなので、ゲーミングノートではないXPSでは「順当に?」FullHDでさえゲームを動かすのは普通。4Kに至っては「動作困難」でした。画面ガクガクでしたね。
バイオハザード6ベンチ
バイオハザード6はFullHDでも4Kでも動かせるレベルでした。
実際に俺が今ハマっているゲーム「dead by daylight」もプレイしてみました。
GPUよりもCPU依存なゲームだったので、解像度最高の「ULTRA」でも60fpsでプレイできました。これはよかった。
※なお「dead by daylight」はちょうど4周年のイベントをやってました。芸能人も最近続々とYouTubeでゲーム実況に参入してきて、活況を呈しています。
このとおり、ULTRAでも問題なし。
ゲームも特に違和感なく(しかもラグもなし!)出来たのがすごい嬉しい!これが以前のXPS15 9560(Early 2017)だとまだまだパワー不足だったんです・・・。
次回に続きますー。